小旅行-京都の桜めぐり(その2)

 
日本人ならば、誰でも知っている『そうだ 京都、行こう。』というシリーズのCMがある。
JR東海という鉄道会社が1993年から毎年定期的に展開している、京都観光キャンペーンである。
春夏秋冬の4つの季節に京都の名所にスポットをあてた30秒のテレビCMで、
My favorite thingsのBGMと相まって、とても印象的なものである。
たぶん多くの人がこのCMを見て京都に行ってみたいと思ったことだろう。
 
日曜日の京都、人々の活動はゆっくりと始まろうとしている。
清水寺へ向かう参道にも人影はまばらである。
日中ならば、たくさんの観光客と土産物を売る人で活気にあふれているであろうが、
それほど広くない参道も、狭く感じられないくらいだ。
清水寺の境内に着いてみると、期待が大きかっただけに、桜の景色も何か物足りないように感じた。
結局、清水の舞台までは入らずに、そのまま帰ってきてしまった。
 
清水寺を後にして三年坂、二年坂を八坂神社に向けて歩く。
この時間になると観光客もぼちぼち活動を開始したようだ。
就学旅行でここを訪れた時はずごい人手で、どんな店があったのかも覚えてないが、
いまは小道を自分のペースで歩いて行く事ができた。
 
八坂神社では境内にも露天が並んでおり何か縁日でも開かれているようだ。
八坂さんにお参りして、そのまま祇園へ足を運ぶ。
祇園もやはり早朝のせいで静けさだけが包んでいる。
何か別世界へ誘われたような、不思議な雰囲気を感じた。
やはり、我々の行動は時間的に早かったようだ。
でも、そのおかげでゆっくりと流れる時間の流れを感じることができた。
観光としては不十分かもしれないが、桜を愛でるという趣旨からすれば充分過ぎるものだ。
 
 次に訪れたのは平安神宮である。地下鉄の駅を出て10分も歩くと、大鳥居が我々を出迎えてくれる。
平安神宮の中に入ると境内の玉砂利が日光を浴びて輝いていた。
ここに来るといつも感じる光景だ。眩しい~~。
こうゆう言い方をするとじつに不謹慎だが、私の中では平安神宮というと、
どうしても明治時代にできたテーマパークのようにしか思えなくて、それほど畏敬の念を持てない。
れっきとした神社であるのに、なんと罰当たり者であるかもしれない。
 
しかし裏庭の南神苑の枝垂れ桜はじつに見事だ。東神苑の日本式庭園も優美である。
何度も訪れているのに、このような空間が存在していたことを知らずにいた。
若者に混じって池の飛び石を跳びながら向う岸まで渡るなどの行動をとっていたのは、
やはり心躍る何かを感じていたのかもしれない。
 
自分の中ではそれほど期待していなかったので予想を裏切る嬉しい収穫かもしれない。
 
 -続く-
 

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