小旅行-京都の桜めぐり(その1)

 
先々週4月6日に桜の咲き誇る京都へ出かけた。
京都へは何度も旅してるが、桜の花が見ごろの時期に旅するのは初めてである。
仕事が忙しいのもあったが桜の満開の時期に合わせて、あえて京都に来ようとは思わなかった。
 
友人から花見がしたいと言われていろいろ調べたが、なかなかよい場所が見つからず、
それならば、いっそ京都の桜を見て見たくなり、京都の名所を尋ねてみることにした。
 
名古屋から京都までは150Kmあまり。車での移動でも3時間程である。
夜中の2時半に名古屋を出発。旧東海道を上洛し、鈴鹿峠を越えて大津に至る。
ここまで来ると京都はあと少しだ。夜が明けるにはまだ早い。そこで琵琶湖畔を散策してみることにした。
日中には20度以上にもなるが、この時間ではまだまだ肌寒い。琵琶湖といっても入り江に位置する大津からの眺めは、
それほどでもなかった。
かなり昔のことだが、仕事で草津や長浜に長期滞在したことがあるが、そちらの方が景観は素晴らしかったことを思い出した。
それとともに、あのころの思い出も懐かしく蘇ってきた。
東の空が白み始め、対岸の陰影が少しづつその輪郭を鮮明に映し出すようになってきた。
再び京都へ向けて出発する。
 
午前5時半ごろに京都の五条大橋に到着した。予定よりも早く着いた。
鴨川の両岸には桜の花が所狭しと咲き誇っている。
春夏秋冬のいずれの時期も鴨川を良く散歩していたものであるが、これほどたくさんの桜の木があったとは驚きの発見である。
人影まばらな早朝の時間にはマガモ、コサギ、アオサギなどものんびりと泳いでいた。
鴨川とういだけあって、やはりカモの姿を多く見かけた。友人はカモを見て「おいしそう~」と言っていたが、
わず苦笑してしまった。
確かにカモは美味しいが、それを口に出して言えるあたりが、日本人と外国人の違いなのであろうか。
 
鴨川の川べりにはソメイヨシノ(染井吉野)、八重桜、枝垂れ桜などの種類の桜が植えてあるが、
やはりソメイヨシノが似合っているように思える。
八重桜が豪快に咲いているのに対して、ソメイヨシノはやや控えめな感じが私は好きだ。
それとも日本国の100円玉やお札のデザインで見慣れているせいかもしれない。
 
「富士には月見草がよく似合う。」と太宰は『富嶽百景』の中で言っていたが、
私はやはり古(いにしえ)の都には桜の花がよく似合うものだと心の中で呟いていた。
 
   -続く-

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