幽霊の日??

日本には365日「○○の日」という記念日がたくさんある。
変わったところでは、今日7月26日は『幽霊の日』だそうだ。
「何それ~~。」
幽霊にも記念日があるの?」
疑問に思って、さっそく調べてみた。
すると、文政8年(1825)年に江戸の中村座で「東海道四谷怪談」が初演されたことにより、今日が『幽霊の日』となったそうである。
日本には三大怪談というお芝居があり、東海道四谷怪談、牡丹灯篭、番町皿屋敷などがある。
中でも、四谷怪談は一番有名な怪談話である。
作者は四世・鶴屋南北(つるやなんぼく)で、浪人民谷伊右衛門に毒殺された妻お岩の復讐話です。不義密通をはたらいた男女が殺され、戸板に縛られ神田川に流されたという実在の事件を元に創作されたものである。
東京四谷には、お岩稲荷という神社があり、舞台で四谷怪談を演じる役者は祟りを恐れて、必ずこの神社にお参りをし、
楽屋にも神社を祭って公演の安全を祈願するようになったらしい。
三大怪談の主人公をそれぞれ「お岩さん」「お露さん」「お菊さん」とさん付けで呼ぶのは、人々が祟りを恐れたためだそうだ。
さて、もうひとつの疑問。幽霊・妖怪・お化け、この3つの違いは何であろうか?
これに関しては、民族学の権威、柳田国男氏が以下のように定義した。
幽霊 :人だけが幽霊となる。個人にたたり出没場所は不定。
お化け:人や動物などが変化したもの。特定の場所だけに出現する。
妖怪 :それ以外のもの
なるほど~と関心させられるが、とかく暇な学問もあるものだと驚かされる。
もうひとつ、日本の幽霊には足がないと言われているが、どうしてか?
幽霊に脚がないとか柳の下に出現するというのは、円山応挙(1733-1795)の確立した幽霊画の定番だそうですが、もちろん円山以前にも幽霊に脚を描いていない幽霊画は存在します。
あまりにも応挙が書いた絵が有名となって、人々は幽霊に脚がないと思い込んでいるそうです。
しかし、幽霊にも例外があって、上記で述べた『牡丹灯篭』は幽霊となったお露さんが、
カランコロンと下駄の音を鳴らして、恋しい人の元に通って来るという話になっています。
ちなみに、牡丹灯篭は中国の明の時代の『剪燈新話という本の話を日本風にアレンジしたものだそうです。
とにかく日本人にとって、夏といえば怪談話や怪談映画だ。
江戸の庶民は怪談話で暑さを忘れようとしたらしい。
もうすぐ今年の夏もやってくる。

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