20年後には男性の10人に1人が結婚できない?

16日に中国社会科学院が発行した「2006年人口と労働に関する緑書」によると、2004年には中国全国の0歳児の男女比が121.2:100に達した。この状態が続けば、20年後には約1割の男性が結婚相手を見つけられないことになる。東方早報が伝えた。

 中国では1980年代から男女の出生数の不均衡が表面化。2000年には0歳児の男女比が116.9:100となり、04年には121.2:100に達した。

 省別では海南省と広東省で不均衡が目立ち、2000年の時点で海南省では135.6:100、広東省は131.9:100になった。

 中国では人口抑制策として、計画出産が実施されている。地域や民族により詳細は異なるが、1組の夫婦は1回の出産しか認められないという場合が多い。中国の計画出産が、しばしば「一人っ子政策」と呼ばれるのは、そのためだ。

 男女の出生数の不均衡が発生したのは、「1人だけというならば、どうしても男の子がほしい」という夫婦が多く、妊娠中に医療機関に男女の性別判定を依頼し、女の子だと分かった場合に人工中絶してしまうためだ。既に妊娠中の性別判断は禁止されているが、徹底しているとはとても言えないのが現状だ。

 無理をしてでも男の子を望む理由としては、これまで、「伝統的な男尊女卑の考えから抜け出せない人がおり、特に機械化が進んでいない農村部では肉体労働力として男性が求められる」とされてきた。

 しかし最近では、「女性は結婚すると実家を離れることが多い。老後の世話をしてもらうために男の子が求められている」という見方が強まっている。特に農村部では社会保障制度の確立が遅れており、「頼れるのは家族だけ」という考えから男の子を求める人が多いと考えられている。

 ただし、男女比の不均衡の拡大は、都市部で拡大する傾向を見せている。原因として考えられるのは、農村部では医療機関が少ないために、妊娠中に性別を判断する方法が乏しいことだ。

 そのため、「今後は農村部における医療機関も増えてくる。男女比の不均衡が劇的に加速する恐れがある」と指摘する専門家もいる。

 男女比の不均衡がこのまま拡大すれば結婚できない男性が増加し、社会不安の要因が増えることになる。また、男性の同性愛に対する認知度を高めるなど、中国の伝統的な社会的通念を変更せざるをえない可能性もある。

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